思いっきり!リフォームしました
この度,ご自宅全般の全面リフォームをお手伝いさせて頂きました。 期間も長いものとなりましたが,満足いくリフォームであったと思います。外観
小粋に纏めた外観とウッドデッキのある庭です。基礎のレベルが東西方向で15cmの違いがあり,家のレベルを水平にするための基礎補強から始めました。
リフォームを繰り返した経緯から,小さな屋根(板金塗装)が有った為屋根の段差を修正して,総瓦葺きにした事でスッキリしたのではないかと考えます。
エントランス
玄関は大きく場所を変えました。入って奥はこのようになります。トイレ・バスへと続く廊下です。
なるだけ広い空間を取るために,引き戸を採用することにしました。
トイレの前は広く取る事で車椅子(将来の必要を考慮して)が回転出来るように,との思いからこのような設計となりました。
リビング
皆が集まる居間は,明るく広くをモットーに広い空間にするために,天井をなるだけ高くすることを心掛けました。
増築され,天井が低い広縁を取り込んでのリビングなので,板張りと梁を入れることによって,太鼓梁の良さを演出してみたいと考えました。
ここの居間からウッドデッキのある中庭に出れます。
リビングからダイニングへは以前の利便性そのままにお色直しをしました。
初めて訪問するお客様は,まず梁に魅了されるのではないでしょうか。
ダイニング・キッチン
ダイニングもリビング同様,板張りの天井に太鼓梁を下げて取り付けることにより,自然の素材と形を生かした梁を身近に感じて頂ければと思います。和室
和室は大きく分けると2通りの作り方が有り,「長押造り」と「差し造り」があります。今回は「差し造り」を採用しました。
"古民家風のこだわりも有り,昔ながらの"竿縁天井"に杉板の"浮造り"で,杉の節や木目の良さを感じて欲しいとの思いを形にしました。
寝室
寝室は床に杉板を張る事にこだわりました。柔らかい杉材は熱を吸収するため,寒さ対策に良いと考えたからです。
天井を高く取る事によって,六帖の寝室がそれ以上の空間を生み出すと考えたからです。
天井も杉板で自然を感じて楽しんで欲しいと思います。
広縁
工事前の広縁は窓が大きく明るかったが、広過ぎて一部物置になっていた事から今回収納で仕切りました。また,仕切った事で通路を失うことに成り,その分リビングと和室を通り抜けられるようにする事になりました。
家は一方通行ほど住みにくいものです。
天井は元々低く、低さを感じさせない、には人が一番落ち着く自然素材の板を張る事で、天井の低さより自然素材の良さを感じるのではないかと思います。
萌えるバスタブ
一日の終わりに仕事の疲れを取る癒しの空間バスルーム。 ユニットバスは,保湿力とお湯取りシステムが付いているのが魅力です。六時間で2度しか水温が下がらないのがウリなので,長時間安心して湯船に浸かれます。
お湯取りシステムは,浴槽と洗濯機をホースで繋ぐ工事をする事で,お湯取りがスムースに出来ます。
お手洗い
介護を考えて,広やかなスペースを創出しました。と同時に,今回も木製カウンター手洗いの有るトイレを提案させて頂きました。
トイレにはよく芳香剤を置きますが、私共は木の香りを利用して寄り自然の良さを生かしたトイレの空間を提案させて頂きました。
香りの良い木は何種類かありますが、今回カヤの木を使用しました。
洗面室
洗面カウンターは拘りのケヤキで作らせて頂きました。洗面台手作りの良さは何と言っても、広いカウンターと大きな鏡です。
勿論、天然の木目は素晴らしく大きな鏡は洗面室をより広く見せると同時に、化粧品などをきれいに置くことで,更に豪華な洗面室を演出してくれるのではないかとの思いで作らせて頂きました。
洗濯機のある場所を少し移動して,外に出やすくしました。