今静かなブームのしっくい壁

日本は総じて高温多湿の気候風土です。
その環境下で，健康で快適な住まい造りに貢献してきたものの一つにしっくい壁があります。

お城や豪商の邸宅，普及した後では民家の壁にも広く使われてきました。
海外でも，ピラミッド，地中海のカサブランカなどの建造物にも用いられています。

しっくい壁は消石灰を主成分とした，練った材料で出来ています。

このように補強・着色に食物として可能なものを使用していますので大変健康的で安全な自然素材となっています。
また，消石灰は気硬性（自然に固まる性質）を持つので，しっくい壁は年毎に硬度が増して行きます。それで

といった特長を上げることが出来ます。
「消石灰」は，珊瑚などの化石である石灰石を高温で焼成し（この状態を生石灰と言う）皿に水を加えて作ります。
結果として

と言った特性を発揮します。
他にも

という貴重な性質が在ります。

珪藻土と比べて，優れている点として

ことが上げられ，今静かなブームとなっています。

自然素材の考察　漆喰