金利と返済期間
金利は低く,返済期間は35年でも大丈夫
と一般に言われていますが本当でしょうか?住宅ローンを選ぶ際に,低金利に注目するのは当然ですがここにも思わぬ落とし穴が!
低金利
それは金利が低いのでついつい借りすぎてしまうと言う罠です。毎月10万円を返済に充て,35年の返済期間で0.985%の金利で借りるとすると,そのまま金利が維持されたとしても,返済額は約3,470万余り。
普通の会社員の収入で借りられる金額は3,000万円以内と言うのが相場ですから,これは明らかに借り過ぎの部類と認識するのがよいでしょう。
また低金利は短期変動型金利が多いですから,将来的に金利が上昇した場合,残債が大きければ大きいほど返済額の膨張も顕著ですから,「月10万だから買ったのに!」という言に成りかねません。結果として
低金利だから言って借り過ぎは禁物
と覚えておきましょう。
返済期間
上記の事を踏まえると,一回の支払いを出来るだけ抑えたいのが人情
となりがちですが,一回の支払金額が低いという事は,他の条件が同じであれば返済期間が長くなる事もまた真実です!簡単な例を挙げましょう。
ケーススタディー
の場合
- 借入金
- 3,000万円
- 金利
- 3.0%
- 返済期間
- 30年
- 35年
- 差額
- 月毎の返済額
- 121,680
- 110,492
- 11,188
- 返済総額
- 43,804,560
- 46,406,400
- 2,601,840
又,返済期間が長くなれば長い程,老後の生活にも影響を及ぼすことを頭の隅に於いて置きましょう。
返済期間は出来るだけ短くする
ことは重要ではないでしょうか。それで,これからマイホームの購入,大々的なリフォームのためにローンを組む事を考えている方はお金の借り方を学ぶのも一つの知恵の道と言えるでしょう。
それで今回,簡易版 住宅ローンシミュレーションをご用意しましたので,気楽な気持ちで使って頂ければと思います。シミュレーション結果はあくまでも参考程度とご了承して頂ければと嬉しいです。質問・不具合などお気づきでしたら,こちらの窓口からご連絡お願いします。