自然素材の考察 珪藻土
今回は,呼吸する家を実現すると言われる珪藻土について考察してみたいと思います。珪藻とは
珪藻土とは
では珪藻土とは,どう違うのでしょうか。
珪藻土とは,珪藻の珪酸質が堆積し化石化したものです(つまり珪藻の残骸と言えます)。
因みに,珪酸質の殻に囲まれていた身の部分は原油になったと言われています。
この珪藻土は珊瑚などを思い浮かべると分かり易いですが,非常に軽いものです。
なぜ軽いかと言いますと,構造上の特長から来ています。
その構造上の特長とは,想像を絶する超微細・超多孔構造です。
珪藻土とは,珪藻の珪酸質が堆積し化石化したものです(つまり珪藻の残骸と言えます)。
因みに,珪酸質の殻に囲まれていた身の部分は原油になったと言われています。
この珪藻土は珊瑚などを思い浮かべると分かり易いですが,非常に軽いものです。
なぜ軽いかと言いますと,構造上の特長から来ています。
その構造上の特長とは,想像を絶する超微細・超多孔構造です。
多孔構造で良く取り上げられるのが木炭ですが,孔の大きさを比べると一目瞭然です。
木炭の孔一つの大きさが珪藻の殻の一つに相当し,珪藻の殻そのものが多孔構造となっているのです。孔の数ですと5千倍以上になります。
こうした構造故に数々の優れた特性を持っています。
この珪藻土を原料として固形材と調合したものが珪藻土壁材です。
以下,この珪藻土壁材を珪藻土と呼ぶこともあります。
木炭の孔一つの大きさが珪藻の殻の一つに相当し,珪藻の殻そのものが多孔構造となっているのです。孔の数ですと5千倍以上になります。
こうした構造故に数々の優れた特性を持っています。
この珪藻土を原料として固形材と調合したものが珪藻土壁材です。
以下,この珪藻土壁材を珪藻土と呼ぶこともあります。
珪藻土の素材としての特長
珪藻土の材質から来る素な特長として- 高度な耐火性
- 高吸湿・高放湿性
- 光触媒効果
高度な耐火性
原材料が珪藻質であること自体が優れた耐火性を持つ素材であると言う言です。
実際珪酸質の融点は1200℃を越え,良質のものには1400℃を越えるものもあるそうです。
これは,珪藻土を施工した部屋からの延焼を防ぐのに効果ありと言えます。
実際珪酸質の融点は1200℃を越え,良質のものには1400℃を越えるものもあるそうです。
これは,珪藻土を施工した部屋からの延焼を防ぐのに効果ありと言えます。
高吸湿・高放湿性
呼吸する家の真髄とも言える特長です。
これは素材が超微細・超多孔構造であることから来る効果です。
湿度の非常に高い時期には,壁自体が水分を吸収します。それも急激に吸収します。
下の写真のように霧吹きで吹きかけても短時間で吸収しきります。 更に高放湿性により冬季のように部屋が乾燥気味の時には,孔に蓄えた水分を放湿し部屋の湿度を上げます。
この作用により,室内の湿度を65%前後に保ち,快適な空間を楽しむことが出来ます。
夏場はそれ故に,ひんやり感をエアコンなしでも楽しむ事も出来ます。
冬場の乾燥し過ぎの季節では,加湿器などで加湿が必要になることもありますが,加湿器が無くとも加湿する事が出来ます。
霧吹きを使って珪藻土の壁に水を吹きかけることによってです。
良質の珪藻土ですと自重の80%を越える水分を吸収出来ますので,濡れている状態に近い処まで吹きかけても直に乾きます。
風邪を引いた時に,壁全体に1L位吹きかけた事がありましたが,その晩は快適に過ごせ咽喉の痛みも和らぎました。
珪藻土は室内の湿度を65%前後に保つので吹きかけ過ぎても,それで部屋が加湿になる事は無いようです。
また結露防止にも効果が期待出来ます。
これは素材が超微細・超多孔構造であることから来る効果です。
湿度の非常に高い時期には,壁自体が水分を吸収します。それも急激に吸収します。
下の写真のように霧吹きで吹きかけても短時間で吸収しきります。 更に高放湿性により冬季のように部屋が乾燥気味の時には,孔に蓄えた水分を放湿し部屋の湿度を上げます。
この作用により,室内の湿度を65%前後に保ち,快適な空間を楽しむことが出来ます。
夏場はそれ故に,ひんやり感をエアコンなしでも楽しむ事も出来ます。
冬場の乾燥し過ぎの季節では,加湿器などで加湿が必要になることもありますが,加湿器が無くとも加湿する事が出来ます。
霧吹きを使って珪藻土の壁に水を吹きかけることによってです。
良質の珪藻土ですと自重の80%を越える水分を吸収出来ますので,濡れている状態に近い処まで吹きかけても直に乾きます。
風邪を引いた時に,壁全体に1L位吹きかけた事がありましたが,その晩は快適に過ごせ咽喉の痛みも和らぎました。
珪藻土は室内の湿度を65%前後に保つので吹きかけ過ぎても,それで部屋が加湿になる事は無いようです。
また結露防止にも効果が期待出来ます。
上記の事を踏まえると,次の効果も期待できます。
それは,日本特有の高湿度よる「カビの発生」や「ダニの繁殖」を抑制することによりまたその結果として浮遊菌やダスト等の減少に寄与します。
実際,珪藻土を施工された方々の中で,アトピーや喘息が改善されたと述べる声は少なくありません。
それは,日本特有の高湿度よる「カビの発生」や「ダニの繁殖」を抑制することによりまたその結果として浮遊菌やダスト等の減少に寄与します。
実際,珪藻土を施工された方々の中で,アトピーや喘息が改善されたと述べる声は少なくありません。
光触媒効果
珪藻土には,微量ながら光触媒で知られる酸化チタンが含まれています。良質な珪藻土壁材であれば,特別な添加物なしで光触媒効果を期待出来ます。
どのような物を分解するのでしょうか,下記のものが期待出来ます。
光触媒効果とはこの特性により家が健康面でも非常に快適な空間となるようです。
珪藻土に含まれている光触媒(酸化チタン)は紫外線を受けると付着した有機物を最終的に水と二酸化炭素にまで分解して無害化します。
これにより、セルフクリーニング効果や空気浄化効果などが発揮されます。
無害化しますので,光触媒効果のある珪藻土壁財であれば後年塗り直しせず効果を維持出来ます。
どのような物を分解するのでしょうか,下記のものが期待出来ます。
- タバコのヤニや匂い
- バーべQなどの料理の匂い
- 犬や猫などのペット臭
- 他の建材から出る有機臭
良質な珪藻土壁材を求めて
こうして書いてみますと良い事ばかりに思えるかも知れませんが,そうなるには大前提が有ります。 それは,- 珪藻土壁材が良質であること
- 施工が,良質な珪藻土に対応していること
一点目はネット上の評判や既に施工された方の感想などを聞くことにより選定出来るかも知れません。
個人的な経験を踏まえて申しますと,
日本ケイソウド土建材株式会社様
をお勧めします。
日本に置ける珪藻土壁材のパイオニア的な存在でそのノウ・ハウは確かなものだと思います。
またサポートも親切で,こちらの足りない所も支援して頂きました。
それは地球上に最も早く誕生した原生生物の一つで,珪酸質(ガラス細工)の殻に包まれた単細胞の植物プランクトンの事を指します。水と光のある所で生育し酸素を供給する貴重な植物です。